
日本にいる時はイチジクはそれほど好きではなかった。近所に植えている人がいたし、食べきれないほど実がなる物なので家族もイチジクを買ってまで食べる事はなかった(食べきれないので母はいつもジャムにしていた)。
北京にいた三年間はイチジクをまず見なかった。イチジクの木を植えるには寒すぎるのだろうか。シリア留学生が国から持って来た乾燥イチジクを大事そうに食べていたのをよく覚えている。
華南地区のイチジクは小さく、乾燥した物をスープのダシに使う。生食用に売っていないのは、これもまた土地が合わないのか暑すぎるのか。もしかすると中国ではイチジクを果物として食べる習慣が無いのかもしれない。だとすると、日本でのイチジク栽培は中国を経由せず例えばボルトガル等を通じて伝わったのだろうか。
夜の散歩の途中、油麻地の果物問屋で見つけたイスラエル産のイチジク。洋菓子屋か外国人向けのスーパーに卸されるのだと思う。24個入りを一箱HK$130で買って、それから思う存分頬張った。